たとえば七万円借りたら何をする? そこから見える未来とは

たとえばあなたがキャッシングで七万円を借りたとして、一体何に使いますか。ここで好きなものを買ったり美味しいものを食べたりといった発想が出てくるようではいけません。キャッシングはあくまで計画的に、借りたら返すお金として必ず何のために使うのかを考えておかなければならないのです。

 

最優先するべきは別の借金の返済でしょう。特に利子のつく借金の元金は一刻も早く返さなければ損をする一方です。次には家賃や光熱費といった生活基盤を支えるライフラインの支払いでしょう。特に光熱費に関しては節約し過ぎるのは考えものです。

 

エアコンの設定温度を上げる程度の節約ならば生活の知恵として問題はありませんが、夏の猛暑日や冬の極寒で光熱費をケチってエアコンを止めるなどという生活をしていると生命に関わります。何をするにも衣食住が安定していなければ人間の精神は上向いていかないものです。

 

キャッシングでお金を借りる場合、どうしても足りないものを補う、あるいは余計な散財をするといったイメージを持ってしまいがちですが、たとえ個人向けのキャッシングであってもそれは立派な融資なのです。融資というものは将来性に期待して行われる投資であることを意識して、借金をしてしまったとネガティブになるのではなく未来に向かう力に変えることが大切でしょう。

 

生活を変える融資は国からも受けられる

消費者金融や銀行といった場所から七万円を借りたとして、それでも生活が劇的に改善するイメージが持てないのであればそれは現在の生活が相当に逼迫していることを意味しています。七万円で生活に余裕が生まれず、むしろ返済に苦しむ想像しかできないのであればそれは元々の生活がすでに破綻寸前であると考えるべきです。

 

そのような時には消費者金融や銀行よりも、国の制度を頼るべきでしょう。生活福祉資金という制度であれば申し込みから三週間ほどで融資を受けることが可能です。もちろん本当に必要な融資であるのか厳しい審査はされますが、そのぶん金利は消費者金融とは比べものにならないほど低く設定されています。生活に困っていると真っ先に手軽な消費者金融を頼ってしまいがちですが、まずは国の制度に申し込みをしてみることは重要です。

 

債務整理によって借金を整理する

すでに複数の会社からお金を借り過ぎて返済が間に合わないといった場合には、債務整理を行いましょう。債務整理には自己破産や個人再生など様々な種類がありそれぞれにメリットとデメリットが異なります。自分の債務状況をよく把握して何が一番適しているのかを判断しましょう。とはいえ自分で判断するには複雑なので素直に専門家に相談することをおすすめします。

 

個人再生をすれば借金を五分の一にすることも可能

債務整理の代表的なものに個人再生があります。実際のシステムはもっと複雑ですがごく簡単に説明すると借金総額を最大で五分の一にまで免除する代わりに、返済期間を五年ほどに限定するというものです。

 

この五分の一や五年間といった数字は個人の状況や貸し手側との交渉によって変わってきますが、基本的には数分の一になった借金を数年で必ず完済するシステムと考えておきましょう。これは元々の借金を完済する可能性がまったくなくなってしまった人が、それでも可能な限りの返済を行うためのシステムです。

 

借金総額が少なくなって得をするという単純なものではありませんが、それでも多重債務に苦しんでいる人には非常にありがたい制度であることは間違いありません。元々500万円の借金があった人であれば返済額が100万円になるわけですから、毎月の返済額を考えると完済にかなり現実味が出てきます。

 

多重債務で本当に苦しいのは完済する未来がまったく見えなくなってしまうことですから、個人再生を行うことによって少なくとも大きな希望が生まれることでしょう。

 

生活を改善する第一歩は家計簿から

七万円のキャッシングをどう使うのか、すぐに答えが出せなかった人の大半は恐らく家計簿をつけていません。

 

自分の現在の生活が毎月どれだけの出費で維持されているのか、また将来に対する投資を毎月どれだけ行っているのか、そういったお金にまつわる基本的な認識を育てるためにはまず家計簿をつけてみることです。

 

日々失われていく雑費を正確に知っておくだけでも生活を向上させるヒントはいくらでも得られるでしょう。

 

それは本当に必要な出費なのかを徹底的に見直す

無駄な出費を抑えるのに必要なのは、細かい雑費の確認だけではありません。今まで深く考えずに払い続けていたお金も、家計簿で体系的に見直すことで本当に必要なものであるのかどうかを改めて考えることになります。携帯電話の料金や保険料、外食の回数なども徹底的に見直していけば改善点が見えてくるはずです。

 

そもそも収入を増やすのが大切

それができれば苦労はないと思われるかも知れませんが、実はそれこそが一番簡単なのです。今の生活を支えているのは今の仕事、今の収入が今の生活を形作っているのですからそれを変えるなら仕事の在り方を変えるのがもっともシンプルで確実です。

 

これは何もより高収入な仕事を求めて転職をしろということではありません。定職を失いたくないのであれば可能な副業を見つけて収入を増やすといった行動を取りましょう。本業が忙しくてそんな暇がないというのであれば、本業をそのまま続けた場合と副業で補った場合をきちんと比較して、どちらが楽で将来性があるのか考えましょう。忙しさにかまけて思考停止してはいけません。

 

厳しい環境が待つ未来に備える

年金の破綻が懸念されて随分経ちますが、実際に現在働き盛りの人々にはその不安が直撃することになります。たとえ定年を迎えたとしても、ある程度働き続けるスキルを持っていなければ生活できない時代がやってきます。その時に備えて、お金をどうすれば効率的に使えるのかを今のうちからよく知っておくことが必要です。